こんにちは
『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』天野ひかり(著)という本を紹介いたします。
子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ 妻が読んでみて〜と紹介してくれて
大切な内容なので、自分が忘れないようにと
簡単にまとめておこうと思って記事にしようと思いました。
*******************************************************************************
まず基本編こどもの自己肯定感を育てるために、
親の子供との話し方や聞き方のコツがいると言います。
◉自己肯定感を育てること
*生活リズムを整える、体や心を育む
*それは親の言葉がけ次第(10歳までの会話で人生が決まる)
*こどもに教えることが目的ではない
◉認める言葉
*受け止めること(否定しない)→子供の器を大きくする
◉日本人は自己肯定感が世界と比べ低い
*こどもへの言葉→人生で一番大切
◉正論は意味がない
*自分でやりたいと思える心を育てる
*******************************************************************************
会話のコツ編1.良い所悪い所、どちらも認める
2.会話の目的を明確にする
3.聞き出そうとしない
4.ひたすらうなずく
5.こどもの言葉を繰り返す
6.こどもの気持ちを言葉に置き換える
7.気持ちを受け止めてから4W1Hで『事実』を聞く
8.指示しない、禁止しない
*******************************************************************************
◉良い所悪い所、どちらも認める
*子どもにとって良い悪いはどちらも自分にとって素直な行動
◉会話の目的を明確にする
*会話の目的を見失っている親が多い
*親が何を知りたいか具体的な質問をこどもにする
*こどもに何となく質問する癖を見直す
◉聞き出そうとしない
*親が知りたいタイミングはこどもが話したいタイミングではない
*こどもからの言葉を待ってあげる
*タイミングが訪れたら、それを見逃さず聞こうとする姿勢を忘れないこと
◉ひたすらうなずく
*うんうん へぇえ そっかぁ...
*結論を言うのはこども(返事や言葉を待つ)
◉こどもの言葉をくり返す
*それだけで満足します
*すぐに理由を尋ねるのはNG
*一言添えて繰り返せばこどもはどんどん自分から話す
例えば
子『痛かったんだ...』
親『すごく痛かったんだね』
子『ううん。すごくじゃないよ。ちょっとだけだよ』
◉こどもの気持ちを言葉に置き換える
*こどもはまだまだ言葉を知らない
*こどものやりたくない、わがままなどには色々な種類がある
*こどもの気持ちにぴったりの言葉を、親がたくさん口にすることで、こどもの気持ちと言葉が繋がる
◉気持ちを受け止めてから4W1Hで『事実』を聞く
*なにを?だれが?いつ?どのように?で事実を聞く
*なぜ?は責めるニュアンスがあるので使わない
*言葉を知っていそうで知らない、複雑な気持ちこみ入った事実を説明出来る言葉をまだ持っていない
*何よりも大切なのは事実より先にきもちを受け止めること
◉指示しない、禁止しない
*『レッツ』と『いいよ!』を使えばうまくいく
*『〜しなさい』は『〜しよう!』に『〜しないで!』は『いいよ!』に言い換える
*こどもは所有物で言うことを聞かせるという考えは時代遅れ
◉あたり前のことを出来たときに口に出してほめる
*毎日ずっとほめる。具体的にほめる。
*いかにあなたがダメかとわざわざ伝えるのは意味がない
◉最高のほめ方は第三者からの一言。最低なほめ方は比較の一言。
*これは絶対にやり続けて欲しい!ということがあったら第三者からもほめる。
例えば
『ママから聞いたけど今日〇〇出来たんだって?』
とお父さんから伝えるとこどもにとっては最高の褒め言葉になる
などなど*『〜ちゃんよりもじょうずにできたね』『〜くんよりもかっこよかったよ』など
誰かと比較してほめることはNG!
*他人ではなくこども自身の過去と現在を比較するほめ方にする
*こどもの目的がほめられることになってはいけない
*ほめられるための絵よりも、自分が描きたい絵を描かせる
*その心を育てるのが親の役割
◉主語はわたしは〜にして叱る
*緊急性の低い場合の叱り方
1.こどもの性格や能力を決めつけない
2.主語はわたしは〜にして叱る
3.比較しない
4.その場で叱る
*『おまえは不器用だ』『言うことを聞かない子だ』『あなたはとろい子だ』など
性格や能力を決めつける言い方はNG(自分で思い込んで、そのような子に育ってしまう)
*主語を『私は』にして自分の気持ちを添えて伝える
*叱るとき、注意するときはその場ですぐが鉄則
*『あとでお父さんに叱ってもらうよ』は最悪
*叱るというのは怒りをぶつけるということではない
*親はイライラしたときは冷静になるように工夫する(深呼吸、水を飲む、好きな香りを嗅ぐなどなど)
◉表情と発言を一致させる
*無表情が一番怖い
*こどもは表情でものさしを作っている
*うまく表情を作れないときは顔の筋肉をほぐす運動をする
◉子供との距離が縮まるちょっとしたコツを知る
*目線の高さを合わせる
*同じ方向を見る
*スキンシップをする(やる気や集中力、創造力を司る前頭葉が発達する)
*赤ちゃん言葉を使う
*家族だけの言葉を使う(信頼関係を育む)
*声の出し方を工夫する(こどもが2歳くらいからは低く暖かい声の出し方をする)
◉女の子は先を見ながら生きる。男の子はこの瞬間を生きる。
*男の子は宇宙人だと思ってください
*女の子は情緒的に話すと伝わる(映像的、感覚的に話すと伝わる)
*男の子は合理的、科学的に話すと伝わる(事実関係や方角、数字を使うと伝わる)
*男の子の魅力は得体のしれなさ
*自分との違いを楽しむくらいでこどもと接するのがいい
*男の子はゆっくり成長するので焦らない
***********************************************************************************************************
これで基本編が終了。
ここからは本題のシーン別の会話のコツになります。
興味あれば本を読んでみてください。
***********************************************************************************************************
そして
ここからは本とは別の話ですが、
子育てに関わる大人への7つメッセージです。
***********************************************************************************************************
1.こどもたちが安全で暮らせる環境、こどもが正しい選択ができる環境を作ってあげてください。
(こども自身の成長を邪魔しない)
2.自分がパワフルで思いを引き寄せられる存在なので、こどもが自分自身を傷つけないようにしてあげてください。
(否定しないであげてください)
3.こどもが心の内側から何を求めているのか感じて、聞いて、共に経験して関わってください。
人から聞いて理解するのではなく、自分の経験から見出せるようにしてあげてください。
(教えるのではなく自分の経験がすべて学びになる)
4.こども達が情熱を感じられるようにしてあげてください。
情熱にしたがって行動できるようにしてあげてください。
5.こども達はそれぞれ学び方が違う、
見て学ぶ子、聞いて学ぶ子、触れて学ぶ子、学び方に制限をかけないでください。
6.大人、親、先生は、想像を働かせて、こども達を受け入れるようにしてください。
7.こども達がシンクロを信じれるようにしてあげてください。
(思ったことが実現することを信じれるように)
***********************************************************************************************************
以上
前述の本と共通するのは、
こどもを否定しないこと、こどもを肯定して受け入れること。
これはすべての人に当てはまることのように思います。
それでは
最後まで読んでくださってありがとうございました。
こどもとの人生のほんの束の間の楽しい時間をお過ごしください。
evis
スポンサーサイト
- 2020/04/27(月) 15:32:24|
- 暮らし
-
-